HOME » 雪国に向いている屋根 » 【雪国向け】雪に強いテラス屋根はどれ?積雪地域で後悔しないための選び方と注意点を解説

「冬でも洗濯物を干せるように、テラス屋根を付けたいな」
「雪が多い地域だけど、テラス屋根って雪の重みで壊れたりしない?」
「雪に強いテラス屋根って、どうやって選べばいいの?」

リビングの延長として、また便利な物干しスペースとして人気の「テラス屋根」。しかし、雪国にお住まいの方が設置を検討する際、大きな不安となるのが「雪」の問題です。

屋根に積もった雪の重みに耐えられるのか?
2階の屋根からの「落雪」で壊れてしまわないか?

安易に選んでしまうと、「一晩の雪で屋根が歪んでしまった…」「落雪でポリカーボネートが突き破られた…」といった、悲しい事態になりかねません。

この記事では、そんな雪国における「テラス屋根の雪対策」に徹底的にフォーカスし、

  • 雪で壊れないための「耐積雪強度」の正しい選び方
  • 最も危険な「落雪」への対策
  • 雪国におすすめの丈夫なテラス屋根の種類

などを、初心者の方にも分かりやすく解説します。正しい知識で、冬でも安心して使えるテラス屋根を選びましょう。

テラス屋根の雪対策|知っておくべき2つの視点

テラス屋根の雪対策には、2つの異なる視点があります。

  1. テラス屋根自体が「雪で壊れないようにする」対策
    屋根に降り積もる雪の重み(積雪荷重)や、母屋の屋根からの落雪に耐えられる、丈夫なテラス屋根を選ぶことが重要です。
  2. テラス屋根の下を「雪から守る」ための対策
    テラス屋根の下を物干しスペースや通路として活用するため、雪の吹き込みを防ぐ対策です。これは「サイドパネル」や「前面パネル」といったオプションを設置することで対応できます。

この記事では、より重要度の高い「①テラス屋根自体が雪で壊れないようにする対策」について詳しく解説していきます。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

【最重要】「耐積雪強度」の正しい選び方

テラス屋根が雪で壊れるのを防ぐために最も重要なのが、製品カタログに記載されている「耐積雪強度」を確認することです。これは、「何cmまでの積雪に耐えられるか」を示した性能値です。

「耐積雪強度」の種類と目安

一般的なテラス屋根の耐積雪強度は、主に以下の3つのランクに分けられます。

強度の種類カタログ表記の例耐えられる積雪量の目安おすすめの地域
一般地域用20cm(600N/㎡)降ったばかりのふわふわな新雪が20cmまで雪がほとんど降らない、積もらない地域
積雪地域用50cm(1500N/㎡)新雪が50cmまである程度の積雪が見込まれる地域
豪雪地域用100cm150cm(3000N/㎡~)新雪が100cm~150cmまで毎年多くの雪が降る豪雪地帯

【注意】基準はあくまで「新雪」
このcm表記は、あくまで降ったばかりの軽い「新雪」を基準にしています。時間が経って水分を含んだ「湿り雪」や、固く締まった「しまり雪」は、同じ高さでも重さが何倍にもなります。カタログの数値を過信せず、こまめな雪下ろしは必ず行うようにしましょう。

お住まいの地域に合わせて選ぶことが鉄則

メーカー(LIXILYKK AP三協アルミなど)は、地域ごとの平均的な積雪量に合わせて、適切な耐積雪強度の製品を推奨しています。ご自身がお住まいの地域がどの区分にあたるのか、業者と相談しながら、必ず地域の基準を満たすか、それ以上の強度を持つ製品を選んでください。

最大のリスク!2階屋根からの「落雪」対策

テラス屋根が破損する原因として、単純な積雪以上に危険なのが、母屋の2階屋根から滑り落ちてくる「落雪」の直撃です。
勢いよく落ちてくる雪の塊は、通常の積雪とは比較にならないほどの衝撃力があり、たとえ積雪地域用の頑丈なテラス屋根でも、屋根パネルが割れたり、フレームが曲がったりする原因になります。

対策①:落雪の危険がない場所に設置する

最も確実な対策は、落雪の危険性がない場所にテラス屋根を設置することです。
例えば、屋根が三角形の「切妻屋根」の住宅の場合、雪が滑り落ちてこない「妻側(つまがわ)」の壁面に設置すれば、落雪のリスクはほぼありません。

対策②:「折板(せっぱん)屋根」のテラスを選ぶ

どうしても落雪がある場所に設置したい場合は、屋根材の材質そのものを変更する必要があります。
一般的なテラス屋根の屋根パネルは「ポリカーボネート」というプラスチック製ですが、これでは落雪の衝撃に耐えられない可能性があります。

そこでおすすめなのが、カーポートなどにも使われるスチール製の「折板屋根」を採用したテラス屋根です(例:三協アルミ スーパーテラスGTⅡ)。
折板屋根は非常に頑丈で、耐積雪強度が150cmに達するものもあり、落雪の強い衝撃にも耐えることができます。光を取り入れたい場合は、一部をポリカーボネートにすることも可能です。

雪に強いテラス屋根を選ぶための3つのポイント

  1. 地域の積雪基準に合った「耐積雪強度」を選ぶ
    これが最も基本で重要なポイントです。「デザインが好きだから」という理由だけで一般地域用の製品を選んでしまうと、一冬もたずに破損する可能性があります。
  2. 母屋の屋根からの「落雪」を考慮する
    設置場所に落雪のリスクがないかを確認しましょう。もしリスクがある場合は、頑丈な「折板屋根」タイプを選ぶことを強く推奨します。
  3. こまめな「雪下ろし」を心がける
    どんなに頑丈なテラス屋根でも、許容量を超える雪が積もれば破損します。製品の強度を過信せず、大雪の際や、雪が重くなる前には、必ず雪下ろしを行ってください。

まとめ

雪国で快適かつ安全に使えるテラス屋根を選ぶためには、雪に対する正しい知識と対策が不可欠です。

  • 基本は「耐積雪強度」:お住まいの地域の積雪量に合った、50cm以上の製品を選びましょう。
  • 最大の敵は「落雪」:落雪の危険がある場所には、頑丈な「折板屋根」タイプが必須。
  • 過信は禁物:どんな製品でもこまめな雪下ろしが長持ちの秘訣。

テラス屋根の設置は、決して安い買い物ではありません。デザインや価格だけでなく、冬の厳しい環境を乗り越えられるかどうかという視点を持ち、地域の気候を熟知した専門業者とよく相談しながら、後悔のない製品選びをしてください。

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