屋根葺き替えのタイミングと費用

屋根 葺き替え

屋根は建物のなかでも最も過酷な自然環境に耐えている箇所です。
雨や風はもちろんのこと、何もない日でも紫外線を浴びています。
建物よりも劣化が早いため、定期的なメンテナンスを行っていても、いつかは葺き替えが必要になります。
葺き替えのタイミングや費用について解説します。

 

1.屋根の種類により異なる葺き替えのタイミング
  屋根カバー工法

屋根の葺き替え工事は、屋根の補修ではなく、屋根を全て一新するような工事を行います。
そのため、全く異なる屋根材に代えたり、屋根の上に新しい屋根を乗せる重ね葺きなども行われます。

屋根の葺き替えを検討する場合、今現在使用している屋根材についての知識が必要です。
まずは今現在使用している屋根材をチェックすることから始めてください。
よく使用される屋根材には、スレート、瓦屋根、ガルバリウム鋼板、トタン屋根、ハイブリッド屋根などがあります。

2.それぞれの屋根葺き替えタイミングや修理費用
  屋根工事 価格相場

屋根材には、葺き替えのタイミングがあります。
よくわからなくても、今の屋根材で築15年以上経っているのに、メンテナンスをしたことがない、天井に雨染みがある、天井にカビが多い、雨の日に屋根から変な音がする、雨の日以外でも室内の湿気が多い、などの兆候が見られたら葺き替えのタイミングにきている可能性があります。

屋根の重ね葺き工事では、既存の屋根材の撤去費用が不要ですので、50~120万円程度の費用がかかります。
葺き替え工事になると、費用が上がり、70万円~150万円程度を見ておきましょう。
費用や工事内容は、既存の屋根材から新しい屋根材に何を採用するかにより異なります。

aスレート屋根

寿命は20年程度です。
アスベストを使っていない場合は、もう少し短くなります。
ひび割れや反り返り、表面が白っぽくなるチョーキング現象が見られたら、葺き替え時期です。

b瓦屋根

耐用年数は50年以上ありますが、30年程度でメンテナンスを行います。
瓦の下地に使われる材料が雨漏りや湿気で腐食していると、葺き直しが行われることがあります。

c金属屋根

寿命は20~最長で30年です。
金属部分のサビの発生に注意し、サビや腐食が広がる前に定期的な塗装が必要です。
サビや腐食で金属屋根に穴が開いたときは、葺き替え工事を行います。

dトタン屋根

耐久年数が短く10年もたてば葺き替えが必要です。
定期的に塗装を行うと、多少寿命が延びますが、何度も塗装や錆び止め処理を行うとコストも上がります。
できれば、長寿命の屋根材に葺き替えることが大切です。

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