HOME » 屋根修理を依頼する前に » 【DIYは危険?】自分でできる屋根修理の範囲|費用とメリット・デメリットを徹底比較
瓦 修理

「台風で屋根が少し傷んだけど、業者を呼ぶほどでもないかな…」
「屋根の修理費用を節約したいから、自分で直せないだろうか?」

屋根の不具合を見つけたとき、このように考える方は少なくないでしょう。しかし、結論からお伝えすると、屋根修理のDIYは、ごく簡単な応急処置を除いて、基本的にはおすすめできません。

屋根の上は、プロの職人でも常に危険と隣り合わせの場所です。知識や装備が不十分なまま作業を行うと、転落による大怪我や、かえって症状を悪化させてしまうリスクが非常に高いのです。

この記事では、「それでも自分で何とかしたい」という方のために、自分でできる屋根修理の限界と、あくまで「応急処置」として行う場合の安全な方法を解説します。DIYのメリット・デメリットも比較し、本当に自分でやるべきか判断する手助けになれば幸いです。

【DIYの前に】知っておくべき屋根修理の3大リスク

方法を知る前に、まずは自分で行うことの危険性を正しく理解してください。安易なDIYは、取り返しのつかない事態を招く可能性があります。

  1. 高所からの転落リスク【命に関わる最も大きな危険】
    屋根修理における最大のリスクは、言うまでもなく転落事故です。たとえ1階の屋根(高さ2〜3m)であっても、打ちどころが悪ければ重傷、最悪の場合は命を落とす事故に繋がります。「ちょっとだけだから」という油断が、一生の後悔になりかねません。
  2. 屋根のさらなる破損・雨漏りの悪化リスク
    屋根材は、種類によって踏んではいけない場所があります。知識なく歩くだけで、修理箇所以外の屋根材を割ってしまい、被害を広げてしまうケースは後を絶ちません。
    また、良かれと思ってコーキング材で隙間を埋めた結果、本来雨水を排出するための通り道まで塞いでしまい、雨漏りが悪化したという失敗事例も非常に多いのです。
  3. 近隣トラブルのリスク
    作業中に工具を落として隣家の車を傷つけたり、高圧洗浄の水や塗料が飛散して洗濯物を汚してしまったりと、ご近所トラブルに発展する可能性もあります。プロの業者は、こうしたトラブルを防ぐための養生や近隣挨拶を徹底しています。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

【あくまで応急処置】自分でできる屋根修理の範囲と方法

屋根修理 ポイント

上記のリスクを理解した上で、どうしても専門業者が来るまでの「つなぎ」として応急処置をしたい場合に限り、以下の方法が考えられます。

① 防水テープでの補修

雨漏り 防水テープ

金属屋根に空いた小さな穴や、スレートの軽いひび割れを一時的に塞ぐ最も簡単な方法です。

  • 手順
    1. 補修箇所の汚れや水分をきれいに拭き取る。
    2. 穴やひび割れを十分に覆える大きさに防水テープをカットする。
    3. 空気が入らないように、しっかりと貼り付ける。
  • ポイント
    ホームセンターで屋外用の強力な防水テープを選びましょう。ただし、粘着力が強すぎると、剥がす際に屋根材を傷める可能性もあります。あくまで一時的な処置と考え、早めに専門業者に相談してください。

② コーキング材での補修

スレート屋根のひび割れなどを、コーキング材で埋める方法です。

  • 手順
    1. ひび割れの周りをきれいに清掃する。
    2. 補修箇所の両脇にマスキングテープを貼る。
    3. 接着力を高める「プライマー」を塗布する。
    4. コーキングガンでコーキング材を充填する。
    5. ヘラで表面をならし、固まる前にマスキングテープを剥がす。
  • 【最重要】注意点
    屋根材の重なり部分など、水の通り道となる隙間は絶対に埋めないでください。雨漏りが悪化する最大の原因です。自信がない場合は手を出さないのが賢明です。

③ 部分的な瓦の交換【難易度:高】

釘で固定されていない古い日本瓦が1枚だけ割れた、といった限定的な状況であれば、自分で交換することも不可能ではありません。しかし、瓦の差し替えは力加減が難しく、無理に押し込むと周りの瓦まで割ってしまうリスクがあります。基本的にはプロに任せるべき作業です。

DIY vs 業者依頼|費用・メリット・デメリットを徹底比較

自分で修理するか、専門業者に依頼するかを判断するために、両者のメリット・デメリットを比較してみましょう。

自分で修理 (DIY)専門業者に依頼
費用安い (材料費のみ数千円〜)高い (工事費・人件費など数万円〜)
メリット・費用を抑えられる
・自分のタイミングですぐできる
・悪徳業者に騙される心配がない
安全で確実
・原因を根本から解決できる
・高品質な仕上がりで長持ちする
・工事後の保証がある場合も
デメリット命に関わる危険性がある
・症状が悪化するリスクが高い
・仕上がりの品質が低い
・道具を揃える手間と費用がかかる
・近隣トラブルの可能性がある
・費用がかかる
・業者を探す手間がかかる
・悪徳業者を見極める必要がある

費用面だけを見ればDIYに軍配が上がりますが、「安全性」と「確実性」を考えると、専門業者に依頼するメリットは計り知れません。DIYで失敗し、結局業者に頼むことになれば、かえって高くついてしまうこともあります。

どうしても自分でやる場合の必須道具と注意点

もし応急処置を行う場合でも、安全対策は万全にしてください。

【最低限必要な安全装備】

  • 安全帯(フルハーネス型):命を守る最重要アイテムです。正しく着用・使用してください。
  • ヘルメット:万が一の転倒や落下物から頭を守ります。
  • 滑りにくい靴:屋根の上での転倒を防ぎます。

【作業時の注意点】

  • 絶対に一人で作業しない:万が一の事故に備え、必ず誰かに見てもらいましょう。
  • 天候の良い日に行う:雨や雪の日、風の強い日は絶対に作業しないでください。
  • 足場の設置を検討する:安全性を格段に高めるため、足場の設置だけを業者に依頼するのも一つの手です。(費用目安:20万円前後)

まとめ:屋根修理は安全第一!基本はプロへの相談がおすすめ

屋根修理のDIYは、費用を抑えられる魅力がある一方で、命に関わる大きなリスクを伴います。自分でできるのは、あくまで「業者が来るまでのごく簡単な応急処置」までと心得ましょう。

  • 自分でできる範囲:防水テープやコーキングでの一時的な補修。
  • DIYのリスク転落事故症状の悪化近隣トラブル
  • 結論:安全と確実性を考えれば、初めから専門業者に相談するのが最も賢明な選択です。

大切なお住まいを守るための修理が、取り返しのつかない事故に繋がっては元も子もありません。屋根の異常に気づいたら、まずは信頼できる専門業者に点検と見積もりを依頼することをおすすめします。

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

【累計6,000件以上の施工実績】

屋根葺き替えや屋根カバー工事、屋根塗装、防水工事から、雨樋の修理、内装工事まで幅広い工事に対応。独自の全国派遣ネットワークにより、迅速な対応が可能です。各地で培った経験をもとに、地域の気候や建築様式に適した最適な修理方法をご提案いたします。

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【お客様の声】

「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)

屋根やお家のリフォームのことなら、お気軽にご相談ください。

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