瓦屋根の修理は、ご自身でできる修理内容と業者に依頼したほうがいい修理内容とがあります。
DIYに興味のある方でも、屋根の修理業者に工事を依頼する前に、一般的な瓦の修理内容について知っておきましょう。
ご自身でできる瓦の修理
瓦は丈夫な屋根材です。
メンテナンスもほぼ不要と言われるほど丈夫な上に長寿命です。
ところが、台風や大雨が過ぎた後に瓦が割れていたり、瓦の欠けやヒビができていたりします。
偶然にも落下した瓦の破片を発見したり、お隣の方から瓦の不具合を指摘された場合は、すぐに修理をしたほうがいいでしょう。
瓦の不具合を放置すると、雨水が入り込んだり、浸入した雨水により屋根の下の木材が腐食したりすることがあります。
1階の屋根瓦の割れやズレなどは、屋根の上に登らなくても、材料や工具を揃えることができれば、修理のしやすい箇所です。
DIYでできる修理方法としては、割れた瓦を防水テープで修理したり、新しい瓦に交換したり、割れた瓦をパテで接着したりするなどの修理方法があります。
いずれも材料費は数百円~数千円で済みます。
瓦の専門業者に依頼したほうがいい修理内容
瓦の専門業者が行う修理は、瓦の交換工事を中心とした大掛かりな工事です。
瓦の補修修理であれば、新しいものに交換することがほとんどです。
他には、瓦と瓦を接着している漆喰の崩れも雨漏りの原因となります。
漆喰は次第に劣化し、崩れたり剥がれたりします。
漆喰の補修は、経験のある職人にしかできない修理ですので、漆喰の塗り替え工事では費用が高額になります。
棟瓦の歪みの修正は、高所作業になりますので、ご自身での修理は危険です。
高所作業に慣れた専門家による修理がベストです。
業者に依頼する場合の瓦修理の内容と費用の目安
雨漏りの調査では、目視確認は無料ですが、散水調査、発光液調査、赤外線サーモグラフィー調査などを行うと5万円から最大で40万円の費用がかかります。
特別な機器や道具を使用する場合は、その費用だけでも高額になりますので、屋根瓦の交換工事や葺き替え工事を実施したほうがいいことがあります。
棟板金の取り替え工事は~10万円、雨樋修理は数千円~10万円、瓦の差し替え修理は~5万円です。
雨漏り修理は、5~30万円かかると言われています。
漆喰の補修は足場代を含めると、40~70万円ほどかかります。
瓦には塗装は不要ですが、葺き替えなら60~200万円、重ね葺きと呼ばれるカバー工法は80~120万円程度の費用がかかると言われています。
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