その見積もりは適正？瓦屋根の修理相場を徹底解説｜割れ・ズレ・漆喰補修の値段をわかりやすく

「瓦がズレているけど、修理の相場はいくらなんだろう？」
「業者から見積もりをもらったけど、この金額って適正価格？」

古くから日本の家屋を守ってきた瓦屋根。非常に丈夫で長持ちしますが、台風や経年劣化による修理は避けられません。いざ修理をしようにも、費用相場が分からなければ、業者の提示する金額が妥当なのか判断できず、不安になりますよね。

相場を知らないと、不当に高い費用を請求されたり、逆に安すぎて手抜き工事をされたりするリスクも。

そこでこの記事では、「瓦屋根の修理相場」に徹底的にフォーカスし、症状や工事内容ごとの適正価格を誰にでも分かりやすく解説します。この記事を読めば、ご自宅の屋根に必要な修理費用の目安がわかり、安心して業者選びを進められるようになります。

【一目でわかる】瓦屋根修理の費用相場一覧

瓦屋根の修理は、被害の範囲によって「部分修理」と「全体修理」に大きく分かれます。まずは、どのような工事にいくら位かかるのか、全体像を掴みましょう。

修理の種類	工事内容	費用相場	こんな時に検討
部分修理	瓦のズレ・並べ直し	5万円前後	瓦が部分的にズレている
	瓦の割れ・交換（1〜5枚）	1万～5万円	瓦が割れたり欠けたりしている
	漆喰の詰め直し	3,000～5,000円/m	棟の白い部分が剥がれている
	棟瓦の積み直し	15万～35万円	屋根のてっぺんが崩れている
全体修理	葺き直し工事	100万～250万円	瓦は使えるが下地が傷んでいる
	葺き替え工事	80万～350万円	瓦も下地も全体的に劣化している

※上記は工事自体の費用相場です。多くの場合、別途足場代（15万～25万円）が必要となります。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル　0120-905-454　（平日・土曜　9:00～18:00）

【症状別】部分修理の費用相場と工事内容

比較的小規模で済む「部分修理」の費用相場を、症状別に詳しく見ていきましょう。

瓦のズレ・浮き｜修理相場：5万円前後

台風や地震の影響で瓦がズレてしまった場合の修理です。下地に問題がなければ、瓦を正しい位置に戻す「並べ直し」作業を行います。職人の人件費が主な費用となり、比較的安価で済みます。

瓦の割れ・交換｜修理相場：1万～5万円（1枚あたり）

飛来物などで瓦が割れたり、欠けたりした場合、その部分だけを新しい瓦に交換します。瓦1枚の交換でも、周りの瓦を一度剥がす手間がかかるため、1枚あたり1万円以上の費用がかかるのが一般的です。

漆喰の剥がれ｜修理相場：3,000円～5,000円/m

屋根の頂上（棟）にある瓦の隙間を埋めている漆喰は、15年ほどで劣化し剥がれてきます。古い漆喰を撤去し、新しく塗り直す「詰め直し」という工事が必要です。棟の長さに応じて費用が変わります。

棟瓦の崩れ・歪み｜修理相場：15万～35万円

漆喰の劣化を放置した結果、棟全体が歪んだり崩れたりした場合に行う大掛かりな修理です。一度棟を解体し、土台から作り直す「積み直し」を行います。技術を要するため、費用も高額になります。

【大規模工事】屋根全体の修理費用相場

雨漏りが発生している場合や、屋根全体の劣化が激しい場合は、部分修理では対応できず、以下のような全体修理が必要になります。

葺き直し工事｜修理相場：100万～250万円

瓦そのものはまだ使える状態だが、その下にある防水シートや野地板が劣化した際に行う工事です。一度瓦を全て剥がし、下地を修理・交換してから、同じ瓦を再利用して葺き直します。瓦の購入費用はかかりませんが、解体と再設置の手間がかかるため高額になります。

葺き替え工事｜修理相場：80万～350万円

瓦も下地も寿命を迎え、屋根全体を一新する工事です。既存の瓦をすべて撤去・処分し、新しい屋根材を設置します。軽量な金属屋根（ガルバリウム鋼板）などに変えることで、家の耐震性を向上させることも可能です。選ぶ屋根材によって費用が大きく変動します。

見積書で必ず確認！相場を左右する「その他の費用」

提示された見積もりが相場内か判断するには、工事費以外にかかる費用も理解しておく必要があります。

• 足場代【相場：15万～25万円】
  屋根修理では、作業員の安全確保のために足場の設置がほぼ必須です。家の大きさや形状によって変動しますが、修理費用全体のかなりの部分を占める重要な項目です。
  
• 既存瓦の撤去・処分費【相場：20万～30万円】
  葺き替え工事などで発生します。瓦は産業廃棄物として適切に処分する必要があり、そのための費用がかかります。
  
• 諸経費
  現場管理費や交通費、書類作成費用などです。工事費全体の5～10%が相場ですが、内容が不明瞭な場合は業者に確認しましょう。

その見積もりは適正？相場から見る優良業者の見極め方

相場を知った上で、次に重要なのが「信頼できる業者に、適正価格で見積もりを出してもらうこと」です。

1. 必ず3社以上から相見積もりを取る
   これが最も重要です。1社だけの見積もりでは、その金額が相場に対して高いのか安いのか判断できません。複数の業者を比較することで、ご自宅の修理内容の適正価格が見えてきます。
   
2. 「一式」ではなく詳細な見積書をチェック
   信頼できる業者は、「屋根修理工事 一式 〇〇円」のような大雑把な見積もりは出しません。「足場代」「瓦撤去費」「〇〇瓦 本体代」など、項目ごとに単価と数量が明記されているかを確認しましょう。何にいくらかかるのかが明確で、透明性の高い見積書を提出してくれる業者を選んでください。
   
3. 極端な値引きや即決を迫る業者には注意
   「今契約してくれるなら半額にします！」といった大幅な値引きを提示したり、「すぐに工事しないと危ない」と不安を煽って契約を急がせる業者は、悪徳業者である可能性が高いです。冷静に検討する時間を与えず、相見積もりを取らせないようにするのが彼らの手口です。

まとめ

瓦屋根の修理を検討する際は、まずご自宅の症状に応じた費用相場を把握することが第一歩です。相場を知ることで、業者の見積もりを冷静に比較し、不要な工事や高すぎる請求から身を守ることができます。

• 部分修理の相場：数万円〜35万円程度が中心。
• 全体修理の相場：100万円以上かかる大規模工事。
• 相場の見極め方：必ず相見積もりを取り、詳細な見積書で比較検討する。

大切な住まいを守るための重要な修理です。焦らず、じっくりと情報を集め、信頼できるパートナー（業者）を見つけて、適正な価格で満足のいく工事を行いましょう。

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

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