「あれ?テラスの屋根、なんだか色褪せてきた…?」
「台風の後、パネルにヒビが入ってる!」
「雨が降ると、どこからかポタポタ音がする…」
毎日使うテラスだからこそ、屋根のちょっとした変化にも気づきやすいですよね。日差しや雨から私たちを守ってくれる大切なテラス屋根ですが、屋外にあるため、どうしても劣化したり、時には壊れてしまったりすることも。
「修理って、いくらかかるんだろう?」
「自分で直せるかな?」
「どこの業者さんに頼めばいいの?」
そんな疑問や不安をお持ちのあなたへ。この記事では、テラス屋根の修理について、知っておきたい情報をギュッと詰め込みました!
- 修理が必要なサインの見分け方
- 壊れてしまう原因
- 修理方法と気になる費用相場
- DIYはOK?プロに頼むべき?
- 火災保険が使えるってホント?
- 失敗しない修理業者の選び方
などを、初心者の方にも分かりやすく、図や表を交えながら徹底解説します。大切なテラス屋根をしっかり修理して、また安心して使えるように、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
▼ テラス屋根の後付けについて詳しい記事はこちら
SOSサインを見逃さないで!テラス屋根修理が必要な症状と原因
「まだ大丈夫かな?」と思っても、小さなサインが大きなトラブルに繋がることも。まずは、どんな症状が出たら修理を検討すべきか、チェックしてみましょう。
こんな症状は要注意!修理のサインかも?
- 雨漏りのサイン
- テラス下の天井や壁にシミができている
- 雨の日にポタポタと水の落ちる音がする
- なんだかカビ臭い
- 屋根材(パネル)の一部が変色している
- 破損・変形のサイン
- 屋根材(パネル)にひび割れ、穴、欠けがある
- 屋根材が歪んでいる、波打っている
- 屋根材がフレームから外れかかっている、浮いている
- 支柱(柱)がグラグラする、曲がっている、錆びている
- 劣化のサイン
- 屋根材全体が色褪せている、白っぽくなっている
- 屋根材の表面がザラザラしている、粉を吹いている
- (波板の場合)触ると硬く、パリパリになっている
- 雨樋(あまどい)の異常
- 雨樋が詰まって水があふれている
- 雨樋が割れている、外れている
- (鎖樋の場合)鎖が切れている
これらの症状を見つけたら、早めの点検・修理を検討しましょう。
なぜ壊れるの?テラス屋根の主な故障原因
テラス屋根が傷んでしまう原因は、主に以下の3つです。
- 自然災害:
- 台風・強風: 屋根材が飛ばされる、物が飛んできて破損する、強風で歪む
- 大雪: 雪の重みでパネルが割れる、支柱が曲がる・倒壊する
- 雹(ひょう): パネルに穴が開く、割れる
- 落雷: まれに破損の原因となることも
- 経年劣化:
- 紫外線: 屋根材(特にポリカーボネートや塩ビ)が劣化し、変色したり、もろくなったりする
- 雨風: 長年の雨風で表面が傷ついたり、金属部分(支柱やフレーム)が錆びたりする
- 偶発的な事故・人為的ミス:
- 飛来物: 子供が遊んでいたボール、庭の手入れ中の石などが当たる
- 物の落下: 2階のベランダから物を落としてしまう
- 不適切な使用: 屋根の上に登る、重いものを載せる
特に多いのは、台風などの強風による被害と、経年劣化です。お住まいの地域の気候や、設置からの年数も考慮して、状態をチェックすることが大切です。
テラス屋根修理、どうやるの?修理方法と気になる費用相場
「修理が必要なのは分かったけど、具体的にどう直すの?費用は?」
ここでは、主な修理方法とその費用相場を見ていきましょう。
修理の種類別 費用相場(目安)
修理の種類 | 主な内容 | 費用相場(目安) | メリット | デメリット・注意点 |
部分修理(パネル交換など) | 破損したパネルを1枚~数枚交換する | 1.5万円~8万円 | 費用を抑えられる、工期が短い | 交換した部分だけ新しくなり、見た目に差が出ることがある |
屋根材全体の交換(葺き替え) | 古い屋根材をすべて新しいものに交換する | 8万円~20万円 | 見た目がきれいになる、根本的な解決になる | 部分修理より費用がかかる |
支柱・骨組みの修理/交換 | 曲がった支柱の交換、錆びた部分の補修・塗装など | 5万円~ 数十万円※ | 安全性が回復する | 破損状況により費用が大きく変動する |
テラス屋根全体の交換 | 支柱ごとすべて新しく設置し直す | 30万円~50万円以上 | まるで新品同様になる | 最も費用がかかる、撤去費用も必要 |
雨樋の修理/交換 | 詰まりの清掃、破損部分の交換 | 数千円~3万円 | 雨水の流れを正常にする | 放置すると雨漏りの原因になることも |
コーキング補修 | パネルの接合部や壁との取り合い部分の補修 | 1万円~3万円 | 軽微な雨漏り対策、比較的手軽 | あくまで応急処置の場合も、劣化が進んでいる場合は効果が薄い |
※支柱・骨組みの修理/交換費用は、破損の程度や範囲、素材によって大きく異なります。
※上記はあくまで目安です。実際の費用は、屋根のサイズ、素材、破損状況、業者によって変動します。
屋根材の種類別!修理のポイント
使われている屋根材によって、劣化の仕方や修理方法が少し異なります。
- ポリカーボネート(主流)
割れやヒビは部分交換が基本。全体的な劣化(色褪せ、硬化)が見られる場合は全面交換がおすすめ。熱線カットなどの高機能タイプへの交換も可能。 - アクリル(旧素材)
ポリカーボネートより割れやすい。破損したら交換が基本。ポリカーボネートへの交換を検討するのも良いでしょう。 - 塩化ビニール(塩ビ)
最も劣化が早い素材。硬化して割れやすいため、破損したら交換。耐久性の高いポリカーボネートへの交換がおすすめです。 - 折板(せっぱん)屋根(金属)
丈夫ですが、錆びることがあります。錆びは部分的な補修や塗装で対応可能な場合も。大きな穴などは部分的な交換やカバー工法(上から重ねる)など。 - オーニング(布製)
軽微な破れはコーキングや補修テープで対応できる場合も。大きな破れや生地全体の劣化は「布の張り替え」(8~20万円程度)が必要。フレームの破損は部分的な交換(5~8万円程度)や塗装。
【要注意!】見積もり以外に追加費用がかかるケースも!
基本的な修理費用の他に、以下のような費用が追加でかかる場合があります。見積もり時にしっかり確認しましょう。
- 足場設置費用(約2万円~5万円)
2階部分のテラス屋根など、高所作業で安全確保のために必要な場合。家の高さや構造で変動。 - 廃材処分費用(約1万円~3万円)
古い屋根材や支柱などを処分するための費用。量や業者によって変動。 - 高所作業費(約1万円~3万円)
足場までは必要ないけれど、高所での作業になる場合の追加料金。 - 運搬費: 遠方の業者に依頼した場合など。
DIYは危険?プロに頼むべき?修理方法の選び方
「ちょっとしたヒビなら自分で直せるかな?」と思う方もいるかもしれません。DIYでの修理について考えてみましょう。
DIY修理のメリット・デメリット
- メリット: 費用を安く抑えられる可能性がある。
- デメリット:
- 危険が伴う: 脚立からの転落など、怪我のリスクがある。
- 仕上がりの差: うまく直せず、見た目が悪くなったり、雨漏りが悪化したりする可能性も。
- 適切な材料選びが難しい: ホームセンターの材料では耐久性が低い場合も。
- 時間と手間がかかる: 不慣れな作業は思った以上に大変。
DIYが可能なケースは?(※推奨はしません)
正直なところ、テラス屋根の修理は、安全面や確実性を考えるとプロに依頼するのが一番です。
もしDIYを考えるとしても、地面に足が着いた状態でできる、ごく軽微なコーキング補修程度(しかも一時的な応急処置として)に留めるべきでしょう。
プロに依頼するメリット
- 安全・確実: 経験豊富な職人が安全に作業し、きれいに仕上げてくれる。
- 原因究明: なぜ壊れたのか、根本的な原因を見つけて適切な修理をしてくれる。
- 適切な材料: プロ用の耐久性の高い材料を使ってくれる。
- 保証: 工事後の保証が付いている場合が多く、万が一の際も安心。
- 時間と手間の節約: 面倒な作業はすべて任せられる。
こんな時は迷わずプロに相談!
- 雨漏りしている
- 屋根材の破損(割れ・穴)が大きい、複数ある
- 支柱や骨組みが曲がっている、グラグラする
- 高所での作業が必要
- 原因がよくわからない
- DIYに自信がない、安全が不安
無理なDIYは、怪我やさらなる破損を招く可能性があります。迷ったら、まずは無料点検を行っている専門業者に相談してみましょう。
賢く修理!火災保険は使える?申請のポイントと注意点
「修理代、結構かかるなぁ…」そんな時、もしかしたら火災保険が使えるかもしれません!
火災保険が使える可能性のあるケース
火災保険は「火事」だけではなく、自然災害による損害も補償の対象になっていることが多いです。テラス屋根修理では、主に以下のケースで適用される可能性があります。
- 風災: 台風や強風で屋根材が飛ばされた、物が飛んできて割れた
- 雪災: 大雪の重みで屋根が破損した、支柱が曲がった
- 雹災(ひょうさい): 雹が当たって屋根に穴が開いた、割れた
火災保険が使えないケース
- 経年劣化: 長年の使用による自然な劣化(色褪せ、もろさなど)
- 自己破損・人為的ミス: ボールをぶつけた、物を落としたなど
- 地震による破損: 地震保険の加入が別途必要
火災保険申請の流れ(基本パターン)
- 保険会社へ連絡: まずは加入している保険会社(または代理店)に連絡し、被害状況を伝え、保険が適用されるか確認します。
- 修理業者へ連絡・見積もり依頼: 信頼できる修理業者に連絡し、被害状況の確認と修理見積もりを依頼します。(※この際、「火災保険を使いたい」と伝えるとスムーズです)
- 必要書類の準備: 保険会社から指示された書類(保険金請求書、修理見積書、被害状況の写真など)を準備します。
- 保険会社へ書類提出: 準備した書類を保険会社へ提出します。
- 保険会社の損害調査: 保険会社の担当者や鑑定人が、被害状況を確認に来る場合があります。
- 保険金の決定・支払い: 審査後、支払われる保険金額が決定し、指定口座に振り込まれます。
- 修理工事の実施: 保険金が支払われた後(または支払い決定後)、修理業者と契約し、工事を開始します。
【超重要!】火災保険申請 5つの注意点
- 修理前の写真撮影は必須!: 被害状況がわかる写真を必ず撮っておきましょう。修理後の写真では証拠になりません。日付がわかるように撮るのがベスト。
- 「免責金額」を確認しよう: 保険契約によっては、一定額までは自己負担となる「免責金額」が設定されている場合があります。修理費用が免責金額以下の場合は、保険金は支払われません。
- 申請期限は3年以内: 被害が発生してから3年以内に申請する必要があります。早めに手続きしましょう。
- 保険契約後に後付けした設備は?: 保険に加入した後にテラス屋根を設置した場合、保険の対象外になっている可能性があります。保険会社に確認しましょう。
- 保険金支払いは時間がかかることも: 大きな災害の後などは、申請が集中し、保険金が支払われるまでに1~2ヶ月かかる場合もあります。
【注意喚起!】「保険金で無料修理」を謳う業者には注意!
「火災保険を使えば無料で修理できますよ」「保険申請は全部やります」などと勧誘してくる業者には注意が必要です。中には、不要な工事を勧めたり、高額な手数料を請求したりする悪質なケースもあります。保険申請は契約者本人が行うのが基本です。信頼できる修理業者に相談し、保険会社とのやり取りは自分で行うようにしましょう。
失敗しない!信頼できる修理業者の選び方【5つのチェックポイント】
テラス屋根の修理を成功させるには、信頼できる業者選びが何よりも大切です。どんな点に注意して選べば良いか、5つのポイントをご紹介します。
- 修理実績・経験は豊富?
- テラス屋根の修理経験がどれくらいあるか確認しましょう。
- ホームページなどで、過去の施工事例(写真など)をチェック!似たような修理例があると安心です。
- 「屋根工事技士」などの資格を持つ職人がいるかも判断材料になります。
- 見積もりは分かりやすい?
- 「工事一式 ○○円」のような大雑把な見積もりではなく、どの部分にどんな材料を使い、どんな作業をするのか、詳細な内訳が書かれているか確認しましょう。
- 追加費用が発生する可能性についても、事前に説明があるかチェック。
- 疑問点には丁寧に答えてくれるか、説明は分かりやすいかも重要です。
- 保証・アフターサービスはしっかりしてる?
- 工事後に不具合が出た場合の保証(工事保証)があるか確認しましょう。保証期間や内容(どんな場合に保証されるか)を書面でもらうと安心です。
- 修理後の定期点検など、アフターサービスがあるとさらに心強いです。
- 地元密着で対応は迅速?
- 何かあった時にすぐ駆けつけてくれる、地元の業者は安心感があります。
- 問い合わせへの返信や、現地調査の日程調整などがスムーズかどうかも見ておきましょう。
- 口コミ・評判は良い?
- インターネットの口コミサイトや、Googleマップのレビューなどを参考にしてみましょう。実際に利用した人の声は参考になります。
- ただし、良い口コミばかり、悪い口コミばかりなど、極端な場合は注意も必要。複数の情報を参考に、総合的に判断しましょう。
- 可能であれば、近所の人や知人からの紹介も信頼できる情報源です。
【鉄則!】必ず複数の業者から見積もりを取ろう!(相見積もり)
面倒に感じるかもしれませんが、最低でも2~3社から見積もりを取る「相見積もり」を強くおすすめします!
- 適正価格がわかる: 同じ修理内容でも、業者によって費用は異なります。比較することで、高すぎる請求を避けられます。
- サービス内容を比較できる: 保証内容や提案される修理方法などを比較できます。
- 業者の対応を見極められる: 見積もり依頼時の対応の丁寧さなども比較材料になります。
焦って1社に決めてしまわず、じっくり比較検討することが、後悔しない業者選びのコツです。
まとめ:テラス屋根の不調は早めの修理で安心!快適な毎日を取り戻そう
テラス屋根のひび割れや雨漏りなどの不調は、見た目が悪いだけでなく、放置すると雨漏りで家自体を傷めたり、強風で破損箇所が飛んで二次被害を起こしたりする危険性もあります。
「ちょっと気になるな」という症状を見つけたら、まずは専門業者に点検してもらうのがおすすめです。早めに対応すれば、修理費用も抑えられ、被害が大きくなるのを防げます。
この記事でご紹介した、
- 修理が必要なサイン
- 修理方法と費用
- 火災保険の活用
- 信頼できる業者の選び方
などを参考に、あなたのテラスに合った最適な修理方法を見つけてください。
信頼できるプロの力を借りて、大切なテラス屋根をしっかりメンテナンスし、これからも安心して快適な毎日を送りましょう!
クイック屋根工事
私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。
【累計6,000件以上の施工実績】
屋根葺き替えや屋根カバー工事、屋根塗装、防水工事から、雨樋の修理、内装工事まで幅広い工事に対応。独自の全国派遣ネットワークにより、迅速な対応が可能です。各地で培った経験をもとに、地域の気候や建築様式に適した最適な修理方法をご提案いたします。
【専門資格を持つ職人が対応】
弊社では、厳しい加盟条件を満たした専門修理業者をご紹介します。すべての業者が「一級建築士」「屋根工事技士」などの資格を持つ専門家による監修のもと、豊富な経験を活かした施工を行います。
【お客様の声】
「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)
屋根やお家のリフォームのことなら、お気軽にご相談ください。