HOME » 屋根材の種類と特徴 » 【完全版】セメント瓦の耐久性と寿命は?特徴・劣化サイン・メンテナンス費用まで徹底解説
セメント瓦

「もしかして、うちの屋根はセメント瓦?」「最近、色あせや汚れが目立ってきたけど、大丈夫かな…」「メンテナンスって、どうすればいいの?」

ご自宅の屋根について、このような疑問や不安を感じていませんか?
かつて日本の多くの家屋で活躍したセメント瓦ですが、時代の変化とともに情報が少なくなり、どう対処すべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなセメント瓦について、知っておきたい基本情報から、気になる本当の耐久性(寿命)、見逃せない劣化のサイン、そして最適なメンテナンス方法(塗装 or 葺き替え)まで、初心者の方にも「なるほど!」と思っていただけるよう具体的に解説していきます。

大切なご自宅を長持ちさせるために、ぜひこの記事を参考にして、屋根の状態を確認し、適切なメンテナンス計画を立てましょう!

そもそもセメント瓦とは?【基本情報と歴史】

セメント瓦

セメント瓦とは、その名の通りセメントと砂(主に川砂)を混ぜ合わせ、プレス成形して瓦の形にし、表面を塗装で着色した屋根材です。

【いつ、なぜ普及したの?】

セメント瓦が広く使われるようになったのは、昭和30年頃から平成10年頃にかけてです。当時は、日本の伝統的な屋根材である陶器瓦(粘土瓦)が比較的高価でした。

そこで、よりリーズナブルで、かつデザインの自由度が高い(洋風のデザインなども可能だった)セメント瓦が、多くの新築住宅で採用されるようになったのです。高度経済成長期の住宅需要の高まりも、その普及を後押ししました。

【なぜ今は見かけなくなったの?】

その後、技術の進歩により陶器瓦の生産コストが下がったことや、より軽量で耐久性・機能性に優れた新しい屋根材スレートガルバリウム鋼板などの金属屋根、アスファルトシングルなど)が登場したことにより、セメント瓦の需要は徐々に減少し、現在ではほとんど生産されていません

【現在のセメント瓦が抱える問題点】

  1. 老朽化
    生産されていた時期から考えると、現存するセメント瓦屋根の多くが築30年以上を経過しており、寿命を迎えているか、近づいています。
  2. 交換用瓦の入手困難
    生産終了しているため、台風などで瓦が割れたり、ズレたりした場合に、同じ形状・色の新しい瓦を見つけることが非常に困難になっています。これにより、部分的な補修が難しく、結果的に大規模な修繕や葺き替えが必要になるケースが増えています。

セメント瓦の気になる特徴【メリット・デメリットを深掘り!】

セメント瓦には、他の屋根材と比較してどのような特徴があるのでしょうか?メリットとデメリットを、より詳しく見ていきましょう。

特徴区分メリットデメリット
デザイン・(登場当時は)陶器瓦よりデザインの自由度が高かった(例:洋瓦風、スパニッシュ風など)・塗装が劣化すると色あせ、まだら模様になりやすい
性能・耐火性に優れている(セメント系素材のため)素材自体に防水性がない(最重要)
・(陶器瓦より)衝撃に弱く、割れやすい
重量が重い(陶器瓦と同等かやや軽い程度。スレートや金属屋根よりはかなり重い)
・水を吸うとさらに重くなる
・吸水と乾燥の繰り返しで劣化(特に寒冷地では凍害のリスクも)
費用・(登場当時は)陶器瓦より初期費用が安価だった定期的な塗装メンテナンスが必須(維持費がかかる)
・メンテナンスを怠ると、かえって高くつく可能性
メンテナンス10年~15年ごとの塗装が不可欠
交換用瓦の入手が極めて困難(部分修理が難しい)
耐久性・(陶器瓦や近年の高耐久屋根材と比較して)寿命が短い

【メリットの詳細解説】

  1. デザインの自由度(当時)
    製造時に型を変えたり、様々な色の塗装を施したりできたため、「F形(平らな形状)」「S形(スパニッシュ風)」など、洋風建築にマッチするデザインも多く作られました。
  2. 耐火性
    不燃材であるセメントを主原料としているため、火災に対する安全性は高いです。
  3. 初期費用の安さ(当時)
    陶器瓦に比べて材料費や製造コストが抑えられたため、住宅建築時のコストダウンに貢献しました。

【デメリットの詳細解説】

  1. 防水性がない(最重要課題!)
    セメント自体は水を吸い込む性質があります。そのため、表面に施された塗装膜によって雨水の浸入を防いでいます。この塗装が劣化すると、セメント瓦自体がスポンジのように水を吸い込み、様々な問題を引き起こします。
  2. 割れやすさ
    陶器瓦が約1300℃で焼き固められるのに対し、セメント瓦はそこまで高温処理されないため、強度では劣ります。経年劣化で脆くなると、人が乗った際の荷重、強風による飛来物、木の枝の落下などで割れやすくなります。
  3. 重量
    • セメント瓦:約40~50kg/㎡
    • 陶器瓦:約40~60kg/㎡
    • スレート:約20kg/㎡
    • ガルバリウム鋼板:約5kg/㎡

      セメント瓦は陶器瓦と同程度の重さがあり、近年の軽量な屋根材(スレート、金属屋根)と比較すると2倍以上の重さになります。
      これは、建物の柱や基礎への負担が大きく、特に地震の際の揺れを増幅させる要因となります。さらに、水を吸うと重量はさらに増加します。
  4. 吸水による劣化・凍害
    防水性が失われた瓦が水を吸い、乾燥するプロセスを繰り返すと、素材自体が膨張・収縮を繰り返し、もろくなっていきます。特に寒冷地では、吸い込んだ水分が冬場に凍結して膨張し、瓦の内部から破壊する「凍害(とうがい)」が発生しやすく、劣化を早める原因となります。
  5. 定期的な塗装が必須
    上記の防水性維持のため、10年~15年ごと(使用する塗料のグレードによります)に専門業者による再塗装が不可欠です。これを怠ると、セメント瓦の寿命は大幅に短くなります。
  6. 交換用瓦の入手困難
    これが現在、セメント瓦のメンテナンスで最も深刻な問題の一つです。割れた瓦を1枚だけ交換したくても、同じものが見つからないため、部分的な修理ができず、結果的に広範囲の補修や葺き替えが必要になるケースが後を絶ちません。

セメント瓦の本当の耐久性(寿命)は?【メンテナンスが鍵!】

セメント瓦 塗装

セメント瓦の耐久性(寿命)は、一般的に30年~40年と言われています。

しかし、これは10年~15年ごとに適切な塗装メンテナンスを継続した場合」の理想的な数値です。

もし、新築時から一度も塗装をしていない、あるいは前回の塗装から15年以上経過している場合、セメント瓦の寿命はもっと短くなっている可能性が高いと考えられます。

メンテナンスを怠ったセメント瓦の末路…

  • 塗膜の劣化 → 防水性の喪失: 紫外線や雨風により塗装が劣化。
  • 瓦本体への吸水: 雨水が瓦内部に浸透。
  • 劣化の加速: 水分による膨張・収縮、苔・カビの繁殖、凍害(寒冷地)により、瓦が脆くなる。
  • ひび割れ・欠け・割れ: 脆くなった瓦が破損。
  • 雨漏り: 破損箇所や劣化した部分から雨水が下地(防水シート、野地板)に浸入し、腐食させ、最終的に室内に雨漏りを引き起こす。

つまり、セメント瓦の寿命は、塗装メンテナンスの履歴と質に大きく左右されるのです。築年数だけでなく、これまでのメンテナンス状況も考慮して判断する必要があります。

【見逃し厳禁!】セメント瓦の劣化サインと危険度

ご自宅のセメント瓦に以下のようなサインが現れていたら、メンテナンスや葺き替えを検討する時期かもしれません。危険度とともにチェックしてみましょう。

劣化サイン症状危険度放置するとどうなる?
色あせ・変色全体的に色が薄くなったり、まだらに見える。★☆☆☆☆防水機能低下の始まり。美観も損なわれる。
チョーキング現象表面を手で触ると白い粉が付く。★★☆☆☆塗膜の劣化が進行中。防水効果が失われ始めている。
塗膜の膨れ・剥がれ塗装が水ぶくれのように膨らんだり、パリパリ剥がれている。★★★☆☆塗膜の密着性が失われ、防水性はかなり低下。剥がれた箇所から吸水が始まる。
苔・カビ・藻の発生特に北面や日陰部分に緑色や黒色の付着物が見られる。★★★☆☆瓦表面が水分を保持しやすい状態。見た目が悪いだけでなく、瓦の劣化を促進し、水はけを悪くする。
ひび割れ(ヘアクラック)髪の毛のような細いひび割れ。★★★☆☆劣化の初期症状。放置するとひび割れが広がり、水の浸入口となる可能性がある。
瓦のズレ・浮き瓦が正しい位置からずれていたり、浮き上がっている。★★★★☆強風で飛ばされたり、隙間から雨水が浸入するリスクが高い。下地の劣化も考えられる。
瓦の欠け・割れ瓦の一部が欠けたり、明確に割れている。★★★★★雨漏りの直接的な原因となる。早急な対処が必要。放置すると下地や建物の構造に深刻なダメージを与える。
瓦表面のザラつき塗装が完全に失われ、セメントの素地が露出し、手で触ると砂のようにザラザラする。★★★★★非常に危険な状態。瓦が水を吸い放題になっており、急速に劣化が進行する。塗装での補修はほぼ不可能。
雨漏り天井や壁にシミがある、ポタポタと水が落ちてくる。★★★★★緊急事態。既に屋根の下地や建物内部まで被害が及んでいる可能性が高い。被害拡大を防ぐため、即座に専門業者へ連絡を。

特に「瓦の欠け・割れ」「表面のザラつき」「雨漏り」が見られる場合は、放置せず、すぐに専門業者に点検を依頼しましょう。

セメント瓦のメンテナンス方法:塗装?葺き替え?どっちを選ぶべき?

セメント瓦のメンテナンス方法は、主に「塗装」と「葺き替え」の2つです。どちらを選ぶべきかは、屋根の劣化状況、築年数、今後の住まい計画、予算などを総合的に考慮して判断する必要があります。

1. 塗装メンテナンス(延命措置)

セメント瓦 塗装

【どんな時に有効?】

  • 築年数が比較的浅い(~25年程度)。
  • 前回の塗装から10~15年以内。
  • 瓦本体の劣化が軽微(大きな割れや欠け、深刻なザラつきがない)。
  • チョーキング、色あせ、軽微な苔の発生など、劣化の初期段階。

【目的と方法】

  • 目的: 劣化・剥離した古い塗膜を除去し、新しい塗膜を形成することで、防水性を回復させ、美観を向上させ、セメント瓦本体を保護する。
  • 方法:
    1. 高圧洗浄: 苔、カビ、汚れ、古い劣化した塗膜を徹底的に洗い流す。これが不十分だと新しい塗料が密着しない。
    2. 下地処理: 必要に応じてひび割れ補修などを行う。
    3. 下塗り(プライマー・シーラー): 瓦と上塗り塗料の密着性を高め、瓦が塗料を吸い込むのを防ぐ重要な工程。
    4. 中塗り・上塗り: 選定した塗料(シリコン、ラジカル制御型、フッ素など)を2回に分けて塗り重ね、十分な厚みの塗膜を作る。

【メリット】

  • 葺き替えに比べて費用が大幅に安い。
  • 工事期間が比較的短い(1週間~2週間程度)。
  • 遮熱塗料や断熱塗料を選べば、付加価値(省エネ効果)も期待できる。
  • 美観が回復する。

【デメリット・注意点】

  • 瓦本体の劣化が激しい場合は適用できない、もしくは効果がない(塗装してもすぐに剥がれる、割れは直せない)。
  • あくまで対症療法であり、屋根材自体の寿命を根本的に延ばすものではない。
  • 定期的に(10~15年ごと)繰り返し行う必要がある。
  • 業者選びが非常に重要。セメント瓦の特性を理解し、適切な下地処理を行える業者でないと、早期の不具合や雨漏りを引き起こす可能性がある。

2. 葺き替え工事(根本的解決)

【どんな時に推奨?】

  • 築30年以上経過している。
  • 塗装メンテナンスを長期間(15年以上)行っていない
  • 劣化サインが多く見られる(割れ・欠け多数、表面のザラつき、広範囲の苔など)。
  • 既に雨漏りが発生している
  • 交換用の瓦が入手できず、部分修理が不可能な場合。
  • 今後のメンテナンスの手間や費用を削減したい。
  • 建物の耐震性を向上させたい(軽量な屋根材を選ぶ場合)。

【目的と方法】

  • 目的: 劣化・老朽化したセメント瓦と、その下の防水シートや野地板(下地木材)を全て撤去し、屋根全体を新しいものに交換する。
  • 方法:
    1. 既存屋根材の撤去: セメント瓦、古い防水シート、場合によっては野地板も撤去。
    2. 下地調整・補強: 新しい野地板(構造用合板など)を張る。建物の状況によっては補強が必要な場合も。
    3. 新規防水シート(ルーフィング)設置: 雨漏りを防ぐ最終防衛ライン。非常に重要な工程。
    4. 新規屋根材の設置: 選定した新しい屋根材(ガルバリウム鋼板、アスファルトシングル、軽量瓦など)を施工基準に従って設置する。
    5. 棟板金などの設置: 屋根の頂上部や端部などの役物を取り付ける。

【メリット】

  • 屋根が根本的に刷新され、防水性・耐久性が飛躍的に向上する。
  • 雨漏りの心配がほぼなくなる
  • 軽量な屋根材(ガルバリウム鋼板は約5kg/㎡)を選べば、屋根の重量が大幅に軽くなり、建物の耐震性が向上する。これは地震が多い日本において非常に大きなメリット。
  • 新しい屋根材によっては、長期的なメンテナンスの手間や費用を大幅に削減できる(例:ガルバリウム鋼板、陶器瓦など)。
  • 断熱材一体型の屋根材などもあり、住環境の改善にもつながる。
  • 外観イメージを一新できる。

【デメリット・注意点】

  • 塗装に比べて費用が高額になる。
  • 工事期間が長くなる(2週間~1ヶ月程度、規模による)。
  • 解体時に騒音やホコリが発生する。
  • 屋根材選びや業者選びが重要。

【葺き替えで選べる新しい屋根材の例とポイント】

屋根材種類重量目安/㎡耐久性目安塗装メンテ特徴・注意点参考リンク例(メーカー等)
ガルバリウム鋼板約5kg25~35年基本不要軽量で耐震性向上、サビに強い、デザイン豊富。断熱性・遮音性はやや低い(断熱材一体型あり)。初期費用はやや高め。アイジー工業 
ニチハ
アスファルトシングル約10~12kg20~30年基本不要軽量、デザイン・カラー豊富、施工しやすい、安価。強風にやや弱い場合あり。表面の石粒が落ちることがある。田島ルーフィング 
オーウェンスコーニング
軽量瓦(ROOGAなど)約20kg30年以上不要陶器瓦の質感と高い耐久性・防災性を持ちながら軽量化。耐震性も考慮。初期費用は高め。ケイミュー ROOGA
陶器瓦(粘土瓦)約40~60kg50年以上不要圧倒的な耐久性、メンテナンスフリー、重厚感。重量があるため耐震性は要確認(ガイドライン工法推奨)。初期費用は高め。鶴弥
三州瓦 (産地組合など)
スレート(コロニアル)約20kg20~30年必要安価で普及率が高い。デザインは平板が主流。セメント瓦同様、定期的な塗装が必要。割れやすい。ケイミュー カラーベスト

※耐久性やメンテナンス周期は目安であり、製品や立地条件により異なります。
※リンク先は一例です。様々なメーカーがありますので、情報収集の参考にしてください。

【結局、どっちを選ぶべきかの判断基準】

  • 延命措置として割り切るなら → 塗装
    • あと10~15年程度、今の家に住み続けられれば良い。
    • 費用をできるだけ抑えたい。
    • 瓦本体の状態が良いことが前提。
  • 根本的に問題を解決し、長期的な安心を得たいなら → 葺き替え
    • 今後20年以上、安心して住み続けたい。
    • メンテナンスの手間や将来的なコストを減らしたい。
    • 建物の耐震性を向上させたい。
    • 既に劣化が激しい、雨漏りしている。

迷った場合は、必ず複数の信頼できる専門業者に見積もりと診断を依頼し、それぞれのメリット・デメリット、費用を比較検討しましょう。

セメント瓦の耐久性を最大限に引き出すために心がけたいこと

セメント瓦の屋根と長く付き合っていくためには、日頃からの意識も大切です。

  1. 定期的な専門業者による点検(最重要)
    10年に一度はプロの目で屋根全体をチェックしてもらいましょう。自分では見えない箇所の劣化や異常を早期に発見できます。台風や強風の後なども点検を依頼すると安心です。
  2. 適切な時期のメンテナンス実行
    点検結果に基づき、必要なメンテナンス(塗装や補修)を先延ばしにしないことが重要です。劣化が進む前に対処する方が、結果的に費用を抑えられます。
  3. 信頼できる業者選び
    セメント瓦の知識と経験が豊富で、丁寧な説明と誠実な対応をしてくれる業者を選びましょう。見積もりの内容が詳細か、保証はあるかなども確認ポイントです。(業者選びのポイントは後述)
  4. 自分でできる範囲のチェック
    可能であれば、地上から見える範囲で、瓦のズレや割れ、大きな汚れがないかなどを定期的に観察する習慣をつけると、異常に気づきやすくなります。(※危険ですので、ご自身で屋根に登るのは絶対にやめましょう!

信頼できる屋根業者の選び方【失敗しないためのポイント】

屋根のメンテナンスは専門的な知識と技術が必要です。後悔しないためにも、業者選びは慎重に行いましょう。

  • 建設業許可(板金工事業・屋根工事業など)を持っているか
  • 屋根に関する資格(瓦屋根工事技士、建築板金技能士など)を持つ職人がいるか
  • セメント瓦の施工実績が豊富か(HPや事例で確認)
  • 現地調査を丁寧に行い、屋根に上がって診断してくれるか
  • 診断結果や工事内容の説明が分かりやすく、質問に丁寧に答えてくれるか
  • 見積書の内容が詳細か(使用材料、単価、数量、工程などが明記されているか、「一式」ばかりでないか)
  • 保証制度(工事保証、製品保証)がしっかりしているか
  • 地域での評判が良いか(口コミなども参考に)
  • 複数の業者から相見積もりを取る(最低3社程度)

相見積もりを取り、価格だけでなく、提案内容、担当者の対応、保証などを総合的に比較検討することが、最適な業者を見つけるための鍵となります。

まとめ:セメント瓦のメンテナンスは、現状把握と早めの判断が重要!

セメント瓦は、適切な塗装メンテナンスを行えば30年~40年の耐久性が期待できる屋根材ですが、防水性の低さが最大の弱点です。塗装の劣化は、そのまま瓦本体の劣化、そして雨漏りへと直結します。

現在、多くのセメント瓦屋根が老朽化し、交換用の瓦の入手も困難な状況です。もし、ご自宅の屋根に色あせ、苔、ひび割れなどの劣化サインが見られたら、それはメンテナンスや葺き替えを検討すべき重要なサインかもしれません。

特に、築30年以上経過していたり、長期間塗装をしていない場合は、見た目以上に劣化が進んでいる可能性があります。

「まだ大丈夫だろう」と問題を先送りにせず、まずは信頼できる専門業者に屋根診断を依頼し、現状を正確に把握することから始めましょう。

屋根の状態に合わせた最適なメンテナンス(塗装か、葺き替えか)を適切な時期に行うことが、雨漏りなどの深刻なトラブルを防ぎ、大切なお住まいとご家族の安全を守るための最も確実な方法です。

この記事が、あなたの屋根に関する疑問や不安を解消し、適切なアクションを起こすための一助となれば幸いです。

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